勤め先が事業撤退した|転籍を断って辞めた11年目の選択

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会社が事業から撤退すると言われた。
移る先はあるらしいけれど、このまま乗っていいのか分からない…。

私も、会社が事業から撤退すると決まった側でした。
行き先は示されていましたが、移らずに辞めています。

こんにちは、ゆずなです。新卒で入った会社に11年勤めて、辞めました。

辞めた理由は、いくつもの記事で「働き方を選び直したかった」と書いてきました。

ただ、そのきっかけには外側の出来事がありました。会社が、ある事業から撤退すると決まったことです。

同じ分野の会社と組んで、新しい会社をつくる。私たちには、そこへ移る道が用意されていました。

仕事がなくなる話ではありません。それでも私は、移らずに辞めることを選んでいます。

💭 こんな悩みはありませんか?
  • ✔会社が事業から撤退すると聞いて、これからが読めない
  • ✔移る先は用意されているが、そこへ進んでいいのか迷う
  • ✔会社都合の変化なのに、自分で決めなければいけないのがつらい

ひとつでも当てはまるなら、同じところで悩んでいた私の話が役に立つかもしれません。

この記事では、撤退が決まってから辞めるまでに何が起きたのかを、順番に書きます。

制度の解説ではありません。説明を聞いた日から、返事をするまでの記録です。

会社の決定でも、移るかどうかを最後に決めるのは自分でした。

📖 この記事でわかること
  • ✔事業撤退が決まったとき、働く側に何が起きるのかが分かる
  • ✔移るか移らないかを、何で判断したのかが分かる
  • ✔会社都合の変化を、自分の選択に変える考え方が分かる
🖊 この記事を書いた人
  • ●30代女性、会社員
  • ●現在、自分の働き方について模索中。
  • ●将来、在宅勤務することが目標。

ゆずな

ゆずな

目次

撤退が決まるまで、私は何も知りませんでした

経営の判断は、働いている側には最後まで見えません。

一般には、撤退の前に次のような変化が見られることがあると言われます。

前ぶれと言われることがある変化
  • ⚠新しいことへの投資が、以前より慎重になる
  • ⚠人が抜けたあと、同じ人数まで戻らない
  • ⚠先の計画の話が、年単位から短い区切りに変わる

どれも単体では、ただの引き締めに見えます。重なって初めて意味を持つことが多いようです。

ただ、気づいたとしても、働く側が止められる話ではありません。「気づけたはず」と自分を責める必要はないと思います。

こうした変化は、あとから振り返って言えることです。
渦中にいると、ただの忙しい日々に見えるものだと思います。

知らされたのは、決まったあとです。そういうものだと思います。

2月に説明で4月から新会社。この時点では転籍の猶予は3年でしたが、最終的には5年でした。

会社の決定は、知らされた時点ではもう決定です。考える時間は、そのあとに始まります。

「新しい会社をつくります」と言われた日

説明されたのは、事業から撤退することと、同じ分野の会社と組んで新しい会社をつくることでした。

私たちには、そこへ移る道が示されていました。

撤退と聞いて思い浮かべる「仕事がなくなる」とは、違う話でした。

ゆずな
🌸 わたしの体験談

私がいたのは全国規模の会社で、新卒から11年、ずっと営業職でした。

その会社が、戦略としてある事業からの撤退を決めました。

競合の会社と組んで新しい会社をつくり、そこへ転籍する道が用意されていました。

転籍するか、移らずに辞めるか。私に残ったのは、その2つでした。

撤退と聞くと、職を失う話に聞こえます。実際には、移る先が示される形もあります。

撤退のときに示されうる形 中身 働く側に残る選択
転籍 新しくできた会社や統合先へ移る 受ける/移らずに辞める
配置転換 同じ会社の別の部署や拠点へ移る 受ける/通えないなら相談する
拠点の統合 近い拠点に吸収される 通える距離かどうかで変わる
希望退職の募集 条件を提示して募る 応じる/残る

どの形になるかは、そのときの会社の状況で決まります。事前には読めません。

私の場合は、いちばん上の転籍でした。

転籍は「移るだけ」ではありませんでした

同じ仕事を続けられるなら、移ればいい。そう考える人も多いと思います。

ただ、調べていくうちに、いくつも確かめることがあると分かります。

✅ 転籍の前に確かめたいこと
  • ✔新しい会社が、どの方向に力を入れるのか
  • ✔いまの仕事の、どの部分が残ってどの部分が変わるのか
  • ✔勤務地や働き方の条件が、そのまま引き継がれるのか
  • ✔評価や処遇の決まり方が、どちらの会社の形になるのか

一般に、転籍はいまの会社との雇用関係を終えて、新しい会社と結び直す形とされています。

つまり、同じ机で同じ仕事を続けるとしても、契約としては別の会社に入ることになります。

条件がどう引き継がれるかは、会社ごと・ケースごとに違います。ここは説明された内容を自分で読むしかありません。

説明の時点では分からないこと
  • ⚠新しい会社の文化や進め方は、できてみないと分からない
  • ⚠数年後にどうなっているかは、誰にも答えられない
  • ⚠説明の時点では、まだ決まっていないことも多い

分からない部分を残したまま、返事をする期限は来ます。

私が移らなかった理由|方向が違った

新しい会社が向かう方向が、自分の考えているものと違いました。

同じ分野の仕事でも、進む先が自分の希望と重なりませんでした。

そこに乗ると決めれば、また数年をその方向で使うことになります。

会社が決めた行き先に、もう一度自分の時間を預けるのか。
転籍を考えるときの問いは、そこに尽きると思います。

長く勤めた会社なら、残る理由はいくらでも挙げられます。人間関係も、慣れた仕事も、そこにあります。

ただ、そうした理由の多くは「これまで」のものです。「これから」の理由があるかどうかは、別に考える必要があります。

残る理由が過去のものばかりなら、一度立ち止まって考えてみる価値があります。

ゆずな
🌸 わたしの体験談

私が転籍しなかった理由は、ひとつです。新しい会社の向かう方向が、自分の行きたい方向と違いました。

辞めると伝えたときは引き止められ、「もったいない」とも言われました。

それでも転籍はせず、11年勤めた会社を退職しています。

そのあとは職業訓練で、Webデザインを約半年オンラインで学びました。

理由の数ではなく、方向が合うかどうかで決めた。私の場合は、それだけでした。

11年いた会社を辞めると決めるまで

決めたあとは、会社に伝える番です。

長く勤めた人ほど、「もったいない」と言われることを先に心配しがちです。

新卒から11年です。周りから見れば、安定を自分から手放した人に見えます。

ただ、会社が事業をやめると決めた時点で、その安定はもう同じ形ではありませんでした。

このとき、陥りがちなこと
  • ⚠会社が決めたことなのに、自分の失敗のように感じてしまう
  • ⚠誰にも相談しないまま、ひとりで抱え込んでしまう
  • ⚠「移らない=会社を否定する」と受け取られないか気にしすぎる

どれも、決めるのを遅らせる方向に働きがちです。

私も実際に伝えたときは、引き止められました。

どう切り出したかは、退職の切り出し方|11年勤めた会社を自分の言葉で辞めた話に書いています。

辞めたい気持ちそのものの整理は、仕事を辞めたい30代女性へ|甘えじゃない気持ちの整理法のほうが近いです。

辞めたあと|まっすぐ次へは進めませんでした

辞めたあと、すぐ転職したわけではありません。職業訓練を約半年受けています。

オンラインのコースで、入るときには面接の選考もありました。

修了から約1か月後に次の会社へ入りましたが、そこは約半年で辞めています。2回目の転職は、在職中に活動しました。

その半年で何を感じたかは、職業訓練Webデザインは意味ない?受講した私の本音に正直に書いています。

そして、学んだことを仕事にはしませんでした。

その経緯は学んだのに仕事にしなかった|職業訓練のその後にまとめています。

きれいな道ではありません。それでも、転籍しないと決めたのは自分でした。

会社の事情で動くことになったとき、私の頭にあったのは社内の2つの道だけでした。

残るか、移るか。外に何があるかは、辞めると決めてから見ています。

順番が逆でもよかったと、あとから思いました。外を見ておくと、社内の話を比べる相手ができます。

ただ、会社がまだ動いている段階では、外を見ること自体に後ろめたさを感じる人も多いと思います。

求人を眺めるだけなら5分です。応募しなくても、相場は分かります。

見るだけなら、決めなくてかまいません

いま動くかは決めていなくていい

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いまの経験で条件が上がるか知りたいなら

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どちらも登録・相談は無料です。合わないと感じたら断ってかまいません。

求人は首都圏に寄るので、地方で探すなら他の媒体も合わせて見るほうが現実的です。

辞めたあとに何をしたかは、職業訓練Webデザインは意味ない?受講した私の本音に書いています。

同じ場面に立っている人へ

会社が事業をやめると決めたとき、働く側にできることは多くありません。

止めることも、時期を選ぶこともできない。それでも、最後のひとつだけは残ります。

示された道に乗るかどうかは、自分で決められます。そこだけは取り上げられません。

決めるときに効いたのは、条件の比較ではありませんでした。

「これから何をしたいか」を、自分の言葉で持っているかどうかです。

持っていれば、示された道と重なるかどうかで判断できます。持っていなければ、条件の良し悪しでしか比べられません。

その言葉の作り方は、転職の軸の決め方|自己分析で見つける3ステップに手順があります。15分ほどで書けます。

🌈 この記事のまとめ
  • ✔事業撤退は、働く側には決まったあとに知らされる
  • ✔撤退=職を失う、とは限らない。転籍や配置転換が示される形もある
  • ✔転籍は「移るだけ」ではなく、契約としては別の会社に入ること
  • ✔私が移らなかったのは、待遇ではなく向かう方向が違ったから
  • ✔残る理由が過去のものばかりなら、これからの理由を探してみる
  • ✔止められないことは多いが、乗るかどうかは自分で決められる
✍ 今日できる、ひとつだけ

紙に2つの列を書いてみてください。移る理由と、移らない理由です。

書けたら、それぞれが「これまで」の話か「これから」の話かを見分けてください。

数ではなく、そこで判断が決まります。

なお、転籍や退職の条件で不安がある場合は、会社の説明資料と就業規則を確認したうえで、必要なら労働局の相談窓口や専門家を頼ってください。個別の事情で扱いが変わる部分です。

よくある質問

Q. 会社が事業から撤退すると、必ず仕事はなくなりますか?
なくなると決まっているわけではありません。私の場合は、同じ分野の会社と組んで新しい会社をつくる形で、そこへ移る道が示されていました。配置転換や拠点の統合、希望退職の募集など、示される形はいくつかあります。どうなるかは会社の状況によって違うので、まず示された内容を確かめるところからです。
Q. 転籍と異動は何が違いますか?
一般に転籍は、いまの会社との雇用関係を終えて、新しい会社と結び直す形とされています。同じ席で同じ仕事を続けるとしても、契約としては別の会社に入ることになります。条件がどこまで引き継がれるかは会社ごと・ケースごとに違うため、説明された内容と就業規則を自分で読むことが必要です。
Q. 移るか移らないかは、何で決めればいいですか?
条件の比較だけでは決めきれないことがあります。私の場合は、新しい会社の向かう方向が、自分の行きたい方向と重なるかどうかで決めました。「移る理由」と「移らない理由」を書き出して、それぞれが過去の話か、これからの話かで見分けてみる方法もあります。
Q. 会社都合の変化なのに、自分で決めるのがつらいです。
その感覚は自然だと思います。会社の決定は止められませんし、時期も選べません。ただ、示された道に乗るかどうかだけは自分に残ります。そこを「取り上げられていないもの」と考えると、少し気持ちを整理しやすくなるかもしれません。なお条件面で不安があるときは、労働局の相談窓口や専門家を頼ってください。


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会社の決定は止められませんが、そのあとをどう選ぶかは残されています。
私はそこだけを考えました。

撤退や再編の話が出ているなら、今日は社内の説明資料をもう一度読み返してみてください。決める必要はまだありません。

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