もう仕事を辞めたい。でも、これって甘えなのかな。

それ、数年前の私です。
日曜の夜が一番こわかった、あの頃を思い出します。
はじめまして、ゆずなです。新卒で入った会社に11年勤めて、辞めました。
周りからは「もったいない」とよく言われました。でも、その言葉が余計に胸に刺さったのを覚えています。
辞めたいと思う自分を、ずっと責めていました。だからこそ、いま同じ気持ちのあなたに書いています。
この記事では、辞めたい気持ちを無理に消そうとせず、いったん整理する方法をお伝えします。答えを急ぐ記事ではありません。
読み終わる頃には、「辞めたい」と思う自分を、少しだけ許せるようになっているはずです。
「辞めたい」と思うあなたは、甘えていない
結論をお伝えします。辞めたいという気持ちは、甘えではありません。
心と体が「もう限界に近いよ」と教えてくれるサインです。むしろ、そのサインに気づけている証拠なのだと思います。
甘えている人は、そもそも「甘えかもしれない」と悩みません。あなたがこうして検索しているのは、真面目に向き合ってきたからですよね。
辞めたいと悩めるのは、これまで真剣に働いてきた人だけです。



まじめな人ほど「まだ頑張れる」って自分を追い込みがち。
その気持ち、いったん置いていいんですよ。
まずは、辞めたいと思う自分を責めるのをやめてみませんか。そこがスタートです。
30代で「もう疲れた」と感じるのには理由がある
30代で疲れを感じるのには、はっきりした背景があります。仕事も人生も、責任がぐっと増える時期だからです。
職場では中堅として頼られ、後輩の面倒も見る。それでいて、自分のことは後回しになりがちですよね。
30代の疲れは、あなたが弱いからではなく、背負う荷物が増えたからです。
既婚・独身、後半・前半で揺れる悩みの中身
同じ30代でも、悩みの中身は人によって違います。だから比べても苦しくなるだけなんですよね。
独身なら「このまま一人で大丈夫かな」と将来が気になる。既婚なら家庭とのバランスに揺れることもあります。
30代前半は「まだやり直せる」、後半は「今動かないと」と焦る。どちらの声も、あなたの中では本物です。
だから、他人の30代と比べる必要はありません。あなたの悩みは、あなたの人生の文脈でしか測れないものですよね。
「仕事ができない自分が悪い」と思い込んでいませんか
つらさの原因を、全部自分のせいにしていませんか。それは思い込みかもしれません。
仕事のつらさは、能力だけの問題ではないんです。職場の環境や人間関係、業務量が合っていないことも多いですよね。
得意なやり方を否定される職場では、誰でも自信を失います。それは能力の問題ではなく、相性の問題であることが多いです。



「できない自分が悪い」って、私も何年も思ってました。
でも、合う場所を間違えていただけのこともあるんです。
私が11年勤めた会社を「辞めたい」と思い始めた頃
私が最初に「辞めたい」と思ったのは、20代の終わり頃でした。理由は、ひとつではありませんでした。
毎朝、駅のホームで足がすくむ日が増えました。仕事内容が嫌というより、この先の自分が想像できなかったんです。
それでも11年も続けたのは、辞めることが怖かったからです。「せっかく続けたのに」という気持ちが、足を止めていました。
正直に言うと、辞めた後もすぐには楽になりませんでした。Webデザインの職業訓練に通い、その後2回転職しています。うまくいかない時期も、ちゃんとありました。
1社目の転職では、焦って条件をよく見ずに決めてしまい、半年で合わないと気づきました。遠回りも、無駄ではなかったと今は思えます。
辞めることは、逃げではなく「自分を選び直す」ことでした。
甘えではなかった、と今なら言えること
あの頃の私に、今なら言えます。あれは甘えではなかったよ、と。
私自身、11年勤めた会社を「もう辞めたい」と思い詰めて、実際に辞めた一人です。同じ気持ちの声をたくさん見てきて、確信したことがあります。
辞めたいと悩む人ほど、責任感が強くて優しい。あの日の胃の重さは、心が発していたSOSだったんですよね。
辞めたい気持ちを、いったん紙に書き出してみる
まずおすすめしたいのは、気持ちを紙に書き出すことです。頭の中だけで考えると、不安がぐるぐる回り続けるからです。
スマホのメモでも大丈夫。「何がいちばんつらいか」を、思いつくまま書いてみてください。
順番も文章も気にせず、思いつくまま並べる。
その中で、心が一番ざわつく項目を選ぶ。
丸をつけた項目に、その一言を添えてみる。
書き出すだけで、頭の中の霧がすっと晴れていきます。
「辞めたい」の裏にある本当の願いを探す
辞めたいの裏には、たいてい別の願いが隠れています。書き出した紙を、少し離れて眺めてみてください。
「休みたい」なのか「認められたい」なのか。「違う仕事がしたい」なのかもしれません。



私は書き出してみて、実は「自分で何かを作りたい」が本音だと気づきました。
辞めたい、の奥には願いが眠っています。
「そもそもこの会社が合わないのかも」と感じるなら、会社が合わないと感じたときの対処法も読んでみてください。
すぐ辞めなくていい、でも選択肢は知っておく
いま辞める決断をする必要はありません。ただ、選択肢だけは知っておくと心が軽くなります。
「いつでも動ける」と思えるだけで、今の職場の見え方が変わるからです。逃げ道があると、不思議と冷静になれるんですよね。
たとえば、まず無料で今の選択肢を知る方法があります。リクルートエージェントのような転職エージェントに登録して、世の中にどんな求人があるか眺めるだけでもいいんです。
登録したからといって、辞める約束をするわけではありません。相場観を知る、ただの下見のような感覚で大丈夫。
私自身も転職を経験して感じるのは、早めに動き始めた人ほど落ち着いて選べるということです。焦って動くと視野が狭くなりがちですよね。
選択肢を持つことは、今の場所を捨てることではありません。
焦らなくていい、あなたのペースで大丈夫
最後に伝えたいのは、焦らなくていいということです。答えは、今日出さなくて構いません。
辞めるか続けるかの前に、まず自分の気持ちをわかってあげる。それだけで、明日が少しやわらかく感じられます。



あなたのペースで大丈夫。
ここまで読めたあなたは、もうちゃんと前を向いています。
今夜、スマホのメモを開いてみてください。「何がいちばん、私を辞めたいと思わせているのか」を、ひとつだけ書き出してみる。動くかどうかは、それを眺めてから決めて大丈夫です。



