その二択しかないのが、いちばん苦しい。

その二択、私もずっと信じ込んでいました。
間にある道を知らなかっただけ、と気づいたのは辞めたあとです。
こんにちは、ゆずなです。
新卒で入った会社に11年勤めて辞めたあと、職業訓練に通い、2回の転職をしました。
働き方の話になると、正社員か在宅で稼ぐかの両端ばかりが目に入ります。
でも実際には、その間に契約社員も派遣も業務委託もあります。
この記事は答えを出す場所ではなく、選択肢を一度ぜんぶ並べて見るための地図です。
ひとつでも当てはまるなら、この記事はあなたのために書きました。
ここでは6つの働き方を1つの表に並べ、選ぶときの問いまでをまとめます。
二択で息が詰まっていた視界が、六つに広がるところから始めましょう。
正社員が唯一の正解ではない、という前提から
正社員はとても心強い働き方です。ただ、すべての人にとって最善とは限りません。
収入が読めて制度に守られる代わりに、勤務地も時間も会社の都合で動くことがあります。
その交換条件が合っている時期もあれば、しんどくなる時期もあります。
私は11年目まで、正社員以外の選択肢を真面目に考えたことがありませんでした。
辞めるか続けるかの二択で考えていたので、辞める決断がとても重く感じられたんです。


11年勤めた会社を辞めたあと、私は約半年、職業訓練でWebデザインを学びました。その半年は正社員でも派遣でもない、どこにも所属していない期間でした。
収入がない不安は、正直かなりきつかったです。ただ「正社員の自分」以外の顔で過ごしてみて、働き方は肩書きではなく条件の組み合わせなんだと初めて腑に落ちました。
そのあと2回の転職をして、私は働き方を選び直しました。
正社員をやめる話ではなく、正社員も選択肢の1つに戻す話です。
6つの働き方を1つの表で並べて比べる
働き方は大きく6つに分けられます。この表がこの記事の主役です。
正社員、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、業務委託、フリーランスの6つ。
横にスクロールすると、6つの項目すべてを見比べられます。
| 働き方 | 収入の安定 | 働く時間の自由 | 社会保険や福利厚生 | 仕事の選びやすさ | 向いている状況 | 注意しておくこと |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 正社員 | 高い | 低め | 会社を通して手厚い | 会社の配置に従う | 生活の土台を固めたい時期 | 異動・転勤・残業の裁量が薄い |
| 契約社員 | 期間内は安定 | 中くらい | 条件を満たせば加入 | 職務が決まっている | 仕事内容を限定したいとき | 契約更新の見通しを要確認 |
| 派遣社員 | 期間内は安定 | 中くらい | 派遣元で条件により加入 | 勤務地や時間で選べる | 場所や期間を区切りたいとき | 職場と雇い主が別で相談先が分かれる |
| パート・アルバイト | 時間数しだい | 高め | 働く時間で扱いが変わる | 近場から選びやすい | 家庭や体調を最優先したいとき | 扶養や社会保険の線引きの確認が必要 |
| 業務委託 | 契約しだい | 高め | 自分で手続きする | 案件単位で選べる | 得意な役割が決まっているとき | 契約が終われば収入も止まる |
| フリーランス | 波が大きい | 高い | すべて自分で管理 | 相手も内容も選べる | 自分で仕事を作りたいとき | 営業も経理も自分の仕事になる |
私はこの表を、辞めるかどうかで悩んでいた時期に作りたかったと思いました。
当時の私は、正社員と在宅ワークの2行しか知らずに考えていたからです。
見比べると、どれかが優れているのではないと分かります。
安定を取れば裁量が減り、自由を取れば守りが薄くなる。その交換が形を変えているだけです。
なお社会保険や扶養の線引きは、働く時間や契約の内容で変わります。
金額や条件の細かいところは、年金事務所・税務署・公式サイトで必ず確認してください。
どれを選んでも、何かを得て何かを手放します。良いとこ取りの欄はありません。
ライフステージで、合う働き方は変わっていく
同じ人でも、時期が変われば最適な働き方は変わります。
育児、介護、体調の波。生活のほうが動けば、働き方の条件も動くのが自然です。



戻る道はあります。ただ、準備の順番はあります。
その道すじはパートから正社員になりたい|30代主婦の道すじにまとめました。
働く時間を減らしたいなら、雇用形態を変える前に社内の制度を見る手もあります。
時短のまま職場を移す方法は時短勤務のまま転職できる?条件を落とさない探し方で整理しました。
家庭の事情で外に出る時間が読めないなら、在宅寄りの仕事も候補になります。
そのときは子育てしながらできる在宅の仕事|パート以外の選択肢まとめが近いはずです。
今の選択は、一生ぶんの決断ではなく、この数年ぶんの決断です。
働き方は片道切符ではない、と知っておく
フリーランスや業務委託から、正社員に戻る人もいます。
逆に正社員のまま副業で試して、そのまま会社に残る人もいます。
行き来がある前提で考えると、最初の一歩の重さがだいぶ軽くなります。
私も短い期間で辞めた1社があり、次の面接では毎回そこを聞かれました。
説明の準備さえしておけば、行き来そのものが不利になるわけではありません。
会社という枠自体がしんどいと感じるなら、会社員に向いてない気がする人へもあわせてどうぞ。
出口のない部屋ではなく、扉が6つある部屋だと思ってください。
選ぶときに自分へ投げかける3つの問い
比べたあとは、自分の側の条件を決めます。判断材料は3つで足ります。
▼ 働き方を選ぶ3つの問い
両方は取れません。今の生活でどちらが欠けると苦しいかで決めます。
会社が代行してくれる範囲が減るほど、自分の作業が増えます。
耐えられる長さが短いほど、雇用のある働き方が現実的です。
3つ目に自信がないなら、いきなり独立しない選択が現実的です。
会社員のまま小さく試す道もあります。いまの雇用を残したまま、時間の一部だけを別の働き方に回す形です。
働く時間だけを変えたいなら、辞めなくても変えられる?異動願い・働き方の選択も読んでみてください。
いちばん右の欄が気になった人は、フリーランスという選択肢|会社員と何が違うのか調べたへどうぞ。



私は3つ目の問いで立ち止まりました。
貯金の残高を見て、まず在職のまま準備すると決めたんです。
選べないのではなく、自分の条件をまだ言葉にしていないだけかもしれません。
ひとりで決めきれないときの相談先
選択肢を並べても、自分に当てはめる作業はひとりだと迷います。
私は2回の転職のとき、どちらも人に話しながら条件を決めていきました。
そんなときは、雇用形態を変える選択肢も含めて話せる相手がいると視界が広がります。
正社員だけでなく契約や派遣の求人も扱う窓口なら、条件の相場感を教えてもらえます。
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在宅の仕事を自分で探すなら、怪しい在宅ワーク・副業の見分け方を先に読んでおくと安全です。
相談は決断ではありません。材料をもらいに行くだけで十分です。



正社員をやめる話でも、フリーランスを勧める話でもありません。
あなたの今に合う欄を、自分で選び直していいという話です。
よくある質問
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