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とりあえず求人サイトを開いて、そっと閉じました。

それ、数年前の私です。
求人を眺めては閉じるのを、何ヶ月も繰り返していました。
こんにちは、ゆずなです。
新卒で入った会社に11年勤めて、辞めました。そのあと職業訓練に通って、2回転職しています。
でも最初のころは、転職活動という言葉の輪郭すらつかめていませんでした。
やることが多すぎるように見えて、そのくせ「今日やること」が一つも決まらない。あの感じ、しんどいですよね。
ひとつでも当てはまるなら、この記事はあなたのために書きました。
この記事は、転職活動の「地図」です。全体の流れを6つのステップに分けて、どこから手をつければいいのかを順番に並べました。
🗺 あなたは今、どのあたりにいますか?
たくさんの選択肢を前にしても、「明日やること」はひとつだけに絞れているはずです。
転職活動は、求人を見るところから始めない
最初にやることは、求人探しではありません。自分がいま何に困っているのかを、言葉にすることです。
順番を逆にすると、たいてい途中で止まります。
私も辞めたばかりのころ、まず転職サイトを開きました。条件で絞って、並んだ求人をスクロールして、何時間も眺めて。
それで残ったのは「どれもピンとこない」という感想だけでした。
理由は単純で、自分の「ものさし」を持っていなかったからです。
年収なのか、通勤時間なのか、人間関係なのか。何を優先したいのかが決まっていないと、どんな求人も同じ顔に見えてしまいます。
求人が選べないのは、目が肥えていないからではなく、基準がまだ手元にないだけです。
だから最初の作業は、紙とペンで足ります。今の仕事の何がつらいのか、逆に苦じゃないことは何か。書き出すだけで、輪郭が出てきます。
やり方を具体的に知りたいときは、キャリア迷子から抜け出す|自分軸の探し方で手順をまとめています。
そもそも「辞めるかどうか」で迷っている段階なら、無理に転職活動へ進まなくて大丈夫です。
その迷い自体をほどきたいときは、この仕事向いてないかも|辞める前の判断基準と会社が合わないと感じたとき|在職中の対処と辞める見極めを先に読んでみてください。



「転職する」と決めてから読むものだと思っていました。
決めきれないうちに考え始めていい、と知っていたら楽だったな。
書き出してはみたけれど、優先順位がつけられない。そこで止まる人が一番多いです。
転職の軸の決め方を読む ▶転職活動の全体像|6つのステップ
転職活動は、大きく6段階に分けられます。全部を同時にやろうとせず、上から順にひとつずつで大丈夫です。
▼ 転職活動の進む順番
何が不満で、何は続けたいのか。紙に書き出して、譲れない条件を3つに絞ります。 STEP1|何が嫌なのか言葉にできないときは キャリア迷子から抜け出す|30代の自分軸の探し方 ▶
- ➜条件が3つに絞りきれないなら 転職の軸の決め方|自己分析で見つける3ステップ
応募はまだしません。求人票を「読める」ようになるのが目的です。 STEP2|求人票のどこを見ればいいか迷ったら 求人票の見方|調べてわかった裏の読み方 ▶
ひとりで抱えないための工程です。 STEP3|どこに相談すればいいか分からないときは 30代の転職エージェントおすすめ|2社の正直レビュー ▶
- ➜登録したあとの進め方は 転職エージェントの使い方
- ➜面談が不安なときは 面談で見られている本当のこと
数をこなすほど落ち着いてきます。 STEP5|当日の服装で迷ったら 30代女性の転職面接の服装|プチプラ実例 ▶
内定が出てから動く工程です。 STEP6|辞めますと伝える場面が怖いときは 退職の切り出し方|11年勤めた会社を自分の言葉で辞めた話 ▶
この6つを見て「多いな」と感じたなら、それで正常です。
全部を今日やる必要はなくて、今日必要なのはステップ1だけです。
ステップ1と2は、在職中でも通勤時間にできます。3から先は、相手のいる工程なので少しまとまった時間が要ります。
未経験の職種に移りたい場合や、誇れるスキルがないと感じている場合は、ステップ2の情報収集の幅が変わります。
- ➜未経験の分野を目指すなら → 未経験から30代で転職する方法
- ➜スキルに自信がないなら → スキルなし30代女性の転職|事務から動き出す道
在職中に始める?辞めてから始める?
迷ったら在職中に始めるほうが、選択肢は広く保てます。ただ、心の余裕という点では逆のこともあります。
私は辞めてから動いた側です。だから両方の言い分が、正直よく分かります。


11年勤めた会社を、次を決めないまま辞めました。最初の1ヶ月は解放感でいっぱいで、そのあと職業訓練に約半年通いました。準備の時間はたっぷり取れたけれど、貯金の残高を見るたびに焦る日もあって。今から選び直せるなら、在職中に情報だけは集めておいたと思います。
| 比較項目 | 在職中に始める | 辞めてから始める |
|---|---|---|
| お金 | 収入が途切れない | 貯金が減っていく |
| 時間 | 面接の日程調整が大変 | 平日に動ける |
| 心の状態 | 疲れが抜けにくい | 焦りが出やすい |
| 決断 | 妥協しにくい | 早く決めたくなる |
どちらが正解というより、あなたが今いちばん削られているものが何か、で選ぶといいと思います。
心と体がもう限界に近いなら、退職を先にする判断は間違いではありません。
そうでないなら、まずは在職中にステップ1と2だけ進める。それが折衷案として現実的です。
先に辞める方向で気持ちが固まっているなら、伝え方だけ先に知っておくと不安が減ります。
退職の切り出し方を読む ▶準備にかかる期間の目安
転職活動の期間は、3〜6ヶ月ほどを見ておくと落ち着いて動けると言われています。もちろん、もっと短い人も長い人もいます。
内訳をざっくり分けると、こんな配分になりやすいです。
- ➜気持ちの整理と情報収集:数週間〜1ヶ月
- ➜書類づくりと応募:1〜2ヶ月
- ➜面接と内定、退職手続き:1〜2ヶ月
ここで大事なのは、期間の長さそのものではありません。
数ヶ月かかるものだと知っておくと、1ヶ月で決まらなくても落ち込まずにすみます。
私の2回の転職でも、あっさり決まったときと、書類で落ち続けて気持ちが折れかけたときの両方がありました。
同じ人間が同じ経歴で応募しても、結果はぶれます。1社の不合格は、あなたの価値の判定ではないです。



不採用のメールって、何度もらっても慣れないんですよね。
私は落ちた日は何も見ずに寝る、と決めていました。
最初につまずきやすい3つのこと
始めたばかりの時期は、だいたい同じところで足が止まります。先に知っておくと、止まっても立て直せます。
1. 求人を見て、いきなり焦る
「応募資格:経験5年以上」の文字を見て、自分には何もないと感じてしまう。よくある入り口のつまずきです。
求人票の条件は、企業側の希望を書いた欄です。すべてを満たす人だけが受かるわけではありません。
読み方が分かると印象が変わるので、求人票の見方を先に押さえておくと消耗が減ります。
2. 完璧な志望動機を作ろうとする
誰が読んでも納得する志望動機を、最初から書こうとしなくて大丈夫です。
私も一社目の応募のとき、志望動機の欄で2週間止まりました。書いては消して、また白紙に戻して。
結局、先に職務経歴の棚卸しをしたら、志望動機のほうが後からついてきました。順番が逆だっただけだったんです。
3. ひとりで全部抱える
これが一番多いつまずきかもしれません。誰にも相談できないまま、家で調べ続けて疲れてしまう。
家族や友人に話すのでもいいですし、無料の転職エージェントに登録して話を聞いてもらう手もあります。
ただ、エージェントにも相性があります。合わない担当者に当たると、かえって疲れることも正直あります。
私の場合は、2社に登録して片方だけ続けました。1社目で違和感があっても、そこで終わりにしなくて大丈夫です。
ひとりで抱えないというのは、誰かに決めてもらうことではなく、判断材料を増やすことです。
登録は無料・相談だけでも使えます
type転職エージェントを見てみる ▶どの相談先を選ぶか迷ったら、30代の転職エージェントおすすめ|2社の正直レビューに、実際に使ってみた感想をまとめています。
今日からできる、いちばん小さな一歩
今日やることは、ひとつだけで足ります。今の仕事で「これはもう嫌だ」と思うことを、3つ書き出してみてください。
スマホのメモで十分です。時間にして5分あれば終わります。
その3つが、あなたの譲れない条件の裏返しになります。ステップ1は、そこから始まっています。



私は通勤電車で書きました。
あとから見返したら、給料の話が1つも入っていなくて自分でも驚きました。
転職するかどうかは、そのあとで決めて大丈夫です。準備を始めることと、辞めると決めることは、別のことなので。
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