貯金が心細いのに、始めて大丈夫なのかな。

その不安、私も同じでした。
1回目の活動前に、レシートを見ながら「これ、いつまで続くの」と思っていました。
ゆずなです。新卒で入った会社を11年目で辞めて、職業訓練を挟みながら2回転職しました。
どちらも在職中に動いています。応募は10社、書類が通ったのは3社という規模でした。
その過程で、思っていなかったところにお金が出ていきました。逆に、かけなくても平気だった出費もあります。
ここでは、そのどちらも正直に並べます。
ひとつでも当てはまるなら、この記事はあなたのために書きました。
かかる項目を一覧にして、私がかけた判断・かけなかった判断まで書いていきます。
この記事を閉じたあと、あなたの手元には「これは要る/これは要らない」の自分用のリストが残ります。
転職活動は無料なのに、お金がかかるのはどこ?
お金がかかるのは、サービスの利用料ではなく「自分の見た目と移動」の部分です。
転職サイトも転職エージェントも、求職者側の利用料はかかりません。登録も相談も応募も無料です。
採用が決まったときに企業側が費用を払う仕組みだからです。ここは事実として、はっきり書いておきます。
それでも財布は動きます。写真を撮る、服を整える、面接に行く。この3つは自分の負担で発生します。
つまり、お金がかかるのは「転職活動」ではなく、「面接という場に自分を出すこと」のほうです。
そう分かると、削れる場所も見えてきます。
もし利用料を請求されたら、そこは一度立ち止まって条件を確かめてください。有料の伴走サービスは別ジャンルの商品です。
私の場合にかかったお金・かからなかったお金
全体像をまず並べます。項目ごとに、私がかけた判断とかけなかった判断を添えました。
金額は調べたかぎりの相場の幅で、実際の価格はお店やエリアで変わります。最新の料金は各サービスの公式で確認してください。
| 項目 | 相場の幅(目安) | 私の判断 |
|---|---|---|
| サイト・エージェント | 無料 | 迷わず使った |
| 証明写真 | 機械は千円前後/スタジオは数千円台 | ここはかけた |
| 面接用の服・靴・バッグ | 一式そろえると数万円になることも | 足すのは2点だけ |
| 交通費 | 1社あたり数百〜数千円 | 避けられず積み上がった |
| クリーニング | ジャケットで千円前後 | 回数を絞った |
| 美容院・眉・ネイル | 内容で大きく変わる | 美容院だけ前倒し |
| オンライン面接の機材 | 買い足すなら数千円〜 | 手持ちで済ませた |
| 在職中に増えた雑費 | 見えにくいぶん要注意 | いちばん誤算だった |
| 休みが取れない日の収入 | 会社の制度によって扱いが違う | 日程で調整した |
並べてみると、大きな金額より、小さな出費が続くことのほうが心をすり減らします。
だから私は、総額を数えるのをやめました。代わりに「何にはお金を出す」を先に決めています。
ちなみに、月々の家計そのものが不安なら、先に固定費のほうを見たほうが早いです。私の内訳は30代一人暮らしのお金の記事にまとめました。
証明写真|スピード写真とスタジオで迷った話
ここは私がはっきりお金をかけた項目です。理由は、使い回す枚数がいちばん多いからでした。
調べたかぎりでは、駅などの機械のスピード写真は千円前後、写真スタジオは数千円台からが目安と言われています。
差はプリントの質だけではありません。スタジオは撮り直しができて、髪の乱れも直してもらえます。
データ渡しに追加料金がかかる場合もあります。応募がWeb中心なら、データの有無は先に確認しておくと安心です。


1回目は節約したくて機械で撮りました。仕事帰りだったので顔が疲れていて、写真の自分はやたら不機嫌でした。結局、出す前に撮り直して二度払いです。2回目はスタジオでデータごと撮り、10社ぶんを使い回しました。
この失敗で分かったのは、安いほうを選んだのに撮り直せば、いちばん高い買い物になるということ。
とはいえ、機械が悪いわけではありません。明るい時間に、髪を整えてから撮るなら十分です。
選ぶ基準は値段ではなく、撮る日のあなたのコンディションだと思っています。
服・靴・バッグ|一式そろえなくても足りる
ここは「全部買う」から離れるだけで、いちばん大きく削れます。
面接の服は、一式そろえると数万円になることもあります。ただ、必要なのは一式ではなく「清潔に見える組み合わせが1つ」です。



見られているのは値段ではなく、サイズとしわでした。
私は靴とインナーだけ足して、あとは持っていた服で通しました。
私が買い足したのは2点だけです。靴は歩ける高さのものに替えました。
逆に、ジャケットは前の職場で使っていたものを着ています。ブランドを聞かれたことは一度もありません。
ここで大事なのは、迷って何着も買うより、1セットを決め切ったほうが安くて気持ちも楽だということ。
具体的な組み合わせと、私が実際に買った価格帯は面接の服装をプチプラで組んだ記事に細かく書いています。
クリーニングも、着るたびに出すと積み上がります。私は面接が続く週だけまとめて出して、あとは陰干しとブラシで乗り切りました。
交通費と、在職中だから増えた出費
ここがいちばんの誤算でした。1社ごとの金額は小さいのに、社数と回数で膨らみます。
1社あたりの交通費は数百円から数千円。ただ、面接は1社で2回、3回と続くことがあります。
私は書類が通ったのは3社でしたが、面接の往復と面談を足すと移動の回数はその何倍にもなりました。
オンライン面接が増えたぶん、この負担は前より軽くなっています。設定や当日の流れはオンライン面接の準備リストの記事にまとめました。
機材も、まず手持ちで足ります。私はスマホ付属のイヤホンと、卓上のライトを窓側に向けただけで済ませました。
それより地味に効いたのが、在職中ならではの雑費です。
- ➜面接前後に時間をつぶすカフェ代(会社に戻れない時間が生まれる)
- ➜夜に書類を作る日の、コンビニごはんとお弁当代
- ➜着替える場所を確保するための、駅のロッカー代
どれも単体では小さい金額です。それでも、在職中の活動でお財布を削るのは、面接そのものではなく「その前後の空き時間」です。
もうひとつ、休みの取り方でお金が変わることがあります。
私は面接を夕方や土曜に寄せて、休みを使う回数を減らしました。日程の組み方は働きながら転職活動を回す方法の記事で詳しく書いています。
かけてよかった支出と、いらなかった支出
2回の活動を振り返って、はっきり仕分けができました。
| かけてよかった | いらなかった |
|---|---|
| スタジオの証明写真(使い回せた) | 2着目のジャケット(結局1着で回した) |
| 歩ける靴(移動の疲れが減った) | 面接前のネイル(見られなかった) |
| 面接前の美容院(気持ちが上がった) | オンライン用の機材の買い足し |
| 面接後のコーヒー1杯(切り替え用) | 「一式そろえる」ための買い物の時間 |
基準はひとつだけでした。使い回せるものと、自分の状態が整うものにだけお金を出す。
ネイルは私の場合、判断としてやめました。手元を見られている感覚が最後までなかったからです。
ただ、身支度は自信の話でもあります。整えると背筋が伸びる人なら、それはムダな出費ではありません。



この仕分けは、私の場合の答えです。
あなたの「ここが整うと落ち着く」は、たぶん私とは違う場所にあります。
迷ったら、面接の前日に不安になりそうな順に並べてみてください。上から2つだけ、お金で解決すれば足ります。
お金の心配を小さくしてから、動き出す
やることは順番だけです。無料の部分から始めて、必要になった順に払う。
最初にかかるのは、求人を見る時間だけです。写真も服も、書類が通ってから間に合います。
私は1回目のとき、動く前に写真も服も準備してしまいました。その半分は、結局使いませんでした。
だから2回目は、応募してから揃えています。先にお金を使うほど、引き返しにくくなるのだと分かりました。
そして、収入が下がる可能性まで含めて考えるなら、許容できる線を先に決めておくと迷いが減ります。私の決め方は年収が下がる場合の考え方の記事に書きました。
何から手をつけるか迷うときは、転職活動の始め方をまとめた記事から読んでみてください。
よくある質問
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お金がなくても平気、とは言えません。
でも、順番を変えるだけで払う額はずいぶん変わりました。
今日はまず、転職サイトに登録して求人を眺めるところから始めてみてください。
登録も相談も求職者は無料なので、ここでお金の心配はいりません。写真を撮るかどうかは、そのあとで決めて大丈夫です。







