転職の軸の決め方|自己分析で見つける3ステップ

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求人サイトを開いても、どれを見ればいいのか分からない。
そもそも自分が何に向いてるのかも分からない…。

それ、数年前の私です。
軸がないまま求人だけ眺めて、半年くらい迷子でした。

こんにちは、ゆずなです。新卒で入った会社に11年勤めて辞め、職業訓練をはさんで2回転職しました。

最初の転職活動で、私は求人票を100件近く開いては閉じていました。

「良さそう」と「なんか違う」を繰り返すだけで、決め手がまったくないんですよね。

理由はあとで分かりました。自分の軸を決めないまま、求人という「答え合わせの材料」だけを見ていたからです。

💭 こんな悩みはありませんか?
  • 自分に何が向いているのか、自分でも説明できない
  • 求人を見ても、選ぶ基準がないので決められない
  • 面談で「軸は何ですか」と聞かれると言葉に詰まる

ひとつでも当てはまるなら、この記事はあなたのために書きました。

この記事では、紙1枚とペン(スマホのメモでも大丈夫)だけで、転職の軸を自分の言葉にするまでの手順をたどります。性格診断の結果に頼る方法ではありません。

3つのステップを踏み終えたころには、求人を「なんとなく」ではなく「自分の基準で」選べるようになります

📖 この記事でわかること
  • 過去の事実から「自分に向いていること」を見つける手順
  • 求人選びに直結する、条件の仕分け方
  • 面談でそのまま話せる、軸の言いかえテンプレ
🖊 この記事を書いた人
  • 30代女性、会社員
  • 現在、自分の働き方について模索中。
  • 将来、在宅勤務することが目標。

ゆずな

ゆずな
目次

転職の軸がないと、求人は最後まで選べない

求人が決められないのは、優柔不断だからではありません。判断の基準を持っていないからです。

物差しがない状態で「この会社はいいか悪いか」を測ろうとしても、答えが出るはずがないんですよね。

しかも求人票は、良さそうに見える言葉で書かれています。基準がないと、そのときいちばん目立った条件に引っぱられます。

私は最初の転職活動で、給与だけを見て応募先を決めかけました。働き方の希望はまったく整理できていなかったのに、です。

軸とは「自分がどんな状態なら気持ちよく働けるか」を、言葉にしたもの。求人を見る前に、これを作ります。

軸って立派な将来設計のことだと思ってました。
でも実際は「私はこれがイヤ」からで大丈夫でした。

軸づくりでつまずくのは、順番が逆になっているから

軸が決まらない人の多くは、いきなり「やりたいこと」から考えはじめています。

けれど、やりたいことは未来の話です。まだ体験していないものを想像で選ぶので、根拠がなく、ぐらつきます。

先に手をつけるのは過去です。すでに起きた事実なら、思い出すだけで書けます。

つまずきやすいポイントは、だいたいこの3つに集まります。

  • 「やりたいこと」から考えて、思いつかず止まる
  • 強みを聞かれても、他人と比べて自信がなくなる
  • 条件を思いつくまま並べて、優先順位がつかない

有名な整理の枠には、Will(やりたいこと)・Can(できること)・Must(求められること)で考える方法や、時期ごとの気持ちの上下を線で描くモチベーショングラフなどがあります。

どれも役に立ちますが、埋める前に材料がないと手が止まります。この記事では、その材料を集めるところから始めます。

軸は考えて生み出すものではなく、過去の事実から拾い出すものです。

なお、気持ちがまだ整理できていない段階なら、先にキャリア迷子から抜け出す|30代の自分軸の探し方を読んでから戻ってくると進みやすいです。

ステップ1:過去の事実から「向いていること」を拾う

紙を1枚用意して、真ん中に線を引いてください。左に「うれしかった仕事」、右に「しんどかった仕事」を、それぞれ3つずつ書き出します。

大きな実績でなくていいです。「電話より資料作りの日は疲れなかった」くらいの小さな場面のほうが、むしろ役に立ちます。

書けたら、それぞれに「そのとき何をしていたか」「誰といたか」「どう評価されたか」を一言ずつ足します。ここまでで15分ほどです。

✅ 書き出したあとに探す共通点
  • 作業の種類(考える/整える/人と話す/数字を追う)
  • 関わる人数と距離(一人/少人数/不特定多数)
  • 時間の使い方(自分で決められる/指示で動く)
  • うれしかった理由(褒められた/没頭できた/役に立てた)

うれしかった側に2回以上出てくる要素が、あなたが力を出しやすい条件です。しんどかった側に重なる要素は、避けたい条件になります。

これは「向いている・向いていない」を決めつける診断ではありません。あくまで、あなたの過去に実際に起きたことの記録です。

ゆずな 🌸 わたしの体験談

11年勤めた会社を辞めたとき、私は「何がイヤだったか」しか言えませんでした。職業訓練に通いながら、うれしかった仕事を書き出してみたら、3つとも「自分で手順を決めて形にした仕事」だったんです。正直、書き出すまで気づいていませんでした。逆にしんどかった3つは、全部「割り込みが多くて自分の予定が崩れる仕事」でした。

書き出す前から分かっている人は、ほとんどいません。だから手を動かす価値があります。

もし今の仕事そのものへの違和感が強いなら、この仕事向いてないかも|辞める前の判断基準会社員に向いてない気がする人へも、判断材料になります。

ステップ2:条件を「譲れない」と「あったら嬉しい」に仕分ける

次に、希望条件をぜんぶ書き出します。年収、通勤時間、休日、残業、在宅、人間関係、仕事の内容。思いつくまま10個くらい出してください。

出しきったら、2つの箱に分けます。それが無いなら入社を見送る条件だけが「譲れない条件」です。

コツは、譲れない条件を3つまでに絞ること。4つ以上あると、当てはまる求人がほぼ無くなります。

比べる点 譲れない条件 あったら嬉しい条件
数の目安 3つまで いくつでも
判断のしかた 無ければ応募しない 迷ったときの決め手
土日休み/通勤1時間以内 在宅あり/服装自由

仕分けに迷ったら、「その条件が無い会社に、明日から通えるか」と自分に聞いてみてください。通えるなら、それは嬉しい条件のほうです。

この2つの箱ができると、求人票の読み方が変わります。上から順に読むのではなく、譲れない条件だけを先に確認して落とせるようになるからです。

読み解き方は求人票の見方|調べてわかった裏の読み方にまとめています。

ステップ3:軸を一文にして、そのまま面談で使う

最後に、ここまでの材料を一文にします。穴埋めで大丈夫です。

✅ 軸を言葉にする穴埋めテンプレ

私は(ステップ1で見つけた働きやすい環境)な環境で、(うれしかった理由)を大切にしながら働きたい。そのために(譲れない条件3つ)は外せません。

記入例:私は自分で手順を決められる環境で、丁寧に形にすることを大切にしながら働きたい。そのために土日休み・通勤1時間以内・裁量のある仕事は外せません。

一文にすると、抽象と具体が両方入ります。前半が価値観、後半が求人で確認できる条件です。

この一文は、面談で「転職の軸は何ですか」と聞かれたときの答えにそのまま使えます。志望動機も、この軸とその会社の特徴をつなぐだけで形になります。

軸は、口に出して言えるようになって初めて使えるようになります。

軸が固まると、職務経歴書も書きやすくなります。書き方は職歴が多い30代の職務経歴書|通る自己PRの書き方で解説しています。

軸が一文になったら、次はその軸で求人を読む番です。求人票のどこを見るかが分かると、選べる数が変わります。

求人票の見方を読む ▶

軸づくりでよくある3つの失敗

せっかく作った軸が機能しないときは、だいたい次のどれかです。

⚠️ 軸がうまく働かない3パターン
  • 抽象的すぎる(「成長できる環境」だけでは求人を絞れない)
  • 条件を並べすぎて、該当する求人がゼロになる
  • 他人の正解を借りる(SNSで見た軸をそのまま使う)

どれも、直し方は同じです。ステップ1の紙に戻って、自分の過去の事実から書き直します。

抽象的すぎる軸は、「成長とは、私の場合どうなっている状態か」を一段おろすと使えるようになります。

条件が多すぎる場合は、譲れない条件を3つに戻します。全部を満たす会社を待つより、上位3つが合う会社で働くほうが現実的です。

そして、他人の軸は借りても続きません。あなたが疲れる場面と、他人が疲れる場面は違うからです。

私も一度、憧れの人の言葉をそのまま軸にしました。
面接で深掘りされて、何も答えられませんでした。

自分だけで言葉にできないときは、人に壁打ちする

ここまでやっても一文にまとまらないことは、ふつうにあります。自分の当たり前は、自分では見えにくいからです。

そんなときは、書き出した紙を持って人に話してみてください。友人でも、家族でもかまいません。「これってどう見える?」と聞くだけで、言葉が出てくることがあります。

もう少し実務寄りの反応がほしいなら、転職エージェントの面談を壁打ちの場として使う方法もあります。求人紹介の前に、希望条件の整理から話を聞いてもらえることが多いです。

ゆずな 🌸 わたしの体験談

2回目の転職のとき、私は自分の希望をうまく説明できませんでした。面談で紙を見せながら話したら、「予定を自分で組める職場が合いそうですね」と返ってきて、そこで初めて言葉になった感覚がありました。ただ、紹介された求人が全部ぴんときたわけではありません。合わないものは断りましたし、それで問題ありませんでした。

向き不向きもあります。じっくり自分で考えたい人には、面談のテンポは速く感じるかもしれません。まだ動く気がないなら、無理に使わなくて大丈夫です。

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エージェントの選び方は30代の転職エージェントおすすめ|2社の正直レビューにまとめています。

人に話すのは、答えをもらうためではなく、自分の言葉を見つけるためです。

まとめ:軸ができると、求人選びは作業になる

軸づくりは才能ではなく手順です。過去を書き出し、条件を仕分けて、一文にする。それだけで、求人の見え方が変わります。

🌈 この記事のまとめ
  • やりたいことより先に、過去の事実を書き出す
  • 譲れない条件は3つまで、残りは嬉しい条件へ
  • 穴埋めテンプレで一文にして、面談でそのまま使う

完璧な軸じゃなくていいんです。
動きながら書き直したほうが、早く固まります。

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まずは紙を1枚出して、うれしかった仕事を3つ書くところから始めてみてください。15分あればできます。

軸が決まったら、転職活動全体のどこにいるかを確認しておくと、次の一歩が迷いません。

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