でも内定は1社だけ。比べる相手がいないのです…。

私は1回目の転職で、何をいつやればいいのか分かっていませんでした。
2回目は、入社時期から逆算して動きました。
はじめまして、ゆずなです。2回目の転職は、10月に応募を始めて12月に入社しました。
その前の会社には、職業訓練の修了から約1か月後に入り、約半年で辞めています。
応募したのは5社。書類が通ったのが4社で、内定をもらえたのが2社でした。
条件と役職が上だったのは、スカウトから進んだ会社のほうです。それでも内定受諾に2週間悩んだうえで、もう1社を選びました。
ただ、動き出す前は不安でした。短期離職で、本当に転職できるのかと思っていました。
この記事では、応募から入社までの2か月の体験を綴ります。
求人をどこで探したか、2社の選考がどう違ったか、決められなかった2週間に何をしていたか、参考にしていただければと思います。
1回目と違ったのは、入社したい時期を先に決めて、そこから逆算したことでした。
転職したときの私|経歴と、活動の数字
私の経歴をお伝えします。前提が違えば、同じ話でも受け取り方は変わるからです。
| 項目 | 当時の私 |
|---|---|
| 年代・立場 | 30代・会社員(女性) |
| 1社目 | 新卒で入社し、11年勤めて退職 |
| 退職後 | 職業訓練でWebデザインを約半年 |
| 1回目の転職 | 訓練修了の約1か月後に入社(ビズリーチ経由)。約半年で退職 |
| 2回目の転職 | この記事の話。在職中に進めた |
| 活動の規模 | 応募5社/書類通過4社/内定2社 |
| かかった期間 | 10月に応募、12月に入社(約2か月) |
| 結果 | 年収は下がり、未経験の業界に転職 |
特別な資格も、華やかな経歴もありません。
うまくいった手順の紹介ではなく、同じ失敗を避けるために何をしたかの記録として読んでください。
2回目の転職でこう動きました(2か月)
志望動機は使い回さず、1社ずつ書きました。
入社時期を先に決めた|そこから逆算して動き出した
2回目の活動で最初に決めたのは、応募先ではありません。入社したい時期のほうでした。
12月に入りたい。そう決めてから、逆算して応募の時期を置いています。
先に応募を始めると、内定が出てから予定を合わせることになります。私は順番を逆にしました。
逆算するときは、3つの期間を置くと考えやすくなります。
3つ目は会社ごとに違います。就業規則に書かれているので、動き出す前に一度見ておくと安心です。
私は入社時期から逆算して、10月に応募を始めました。
応募が10月、内定が10月末、入社が12月です。
| 時期 | やったこと | そのときの状態 |
|---|---|---|
| 10月 | 5社に応募した | 職種は変えずに未経験業界にも応募 |
| 10月 | 4社の書類が通り、面接が始まった | A Iを使って面接練習をした |
| 10月末 | 2社から内定が出た | 条件と役職はスカウト側が上だった |
| 10月末〜11月 | 返事を保留したまま2週間 | 転職の軸に振り返って選んだ |
| 11月 | 1社に決めて、もう1社を辞退した | 決めた日の夜は、悩みが消えました |
| 12月 | 入社した | 未経験業界のため3ヶ月県外で研修 |
期間だけ見れば2か月です。ただ、動きが止まっていたのはこのうち2週間でした。
求人はどこで見たか|4つを全部見た
求人を探すときは、1つの媒体に絞りませんでした。見たのは次の4つです。
| 見た場所 | 一般的な特徴 | 私がしたこと |
|---|---|---|
| doda | 職種も業種も幅が広い | 求人を見て、いまの会社にエージェント経由で応募した |
| リクルート系 | 件数がとにかく多い | 求人を見た |
| ビズリーチ | 企業からのスカウトが届く | 職務経歴書の内容を載せて登録。無料の範囲で使い、スカウトが届いた |
| ハローワーク | 地元の会社・中小の求人が出てくる | 求人を見た(地方だと求人が多い) |
媒体ごとに、載っている会社は違います。
同じ条件で検索しても、出てくる会社の顔ぶれが変わります。
実際、最終的に内定をもらった2社は、dodaとビズリーチから来ています。1つに絞っていたら、片方は無かったことになります。
入社したい時期が決まっているなら、選択肢を広げるために全部見たほうがいいと思っています。
時期を決めるということは、選べる求人が「いま出ているもの」に限られるということです。
3か月後に理想の求人が出ても、入社時期を決めていれば間に合いません。だから、いま出ている求人を一度全部見ておく意味があります。
時期を決めたら、探す範囲はむしろ狭めないほうがいい、ということです。
エージェントで選ばなかった|でも、通してよかった場面はある
2回目の転職で、私は「どのエージェントを使うか」から考えていません。
先に求人を選びました。応募したい求人が決まったあとで、それを載せていた会社に登録した、という順番です。
エージェントを選んだのではなく、求人を選んだら、そこがその会社だっただけでした。
| 1回目のやり方 | 2回目のやり方 | |
|---|---|---|
| 最初に決めること | 何をいつやるか分かっていなかった | どの求人に応募するか |
| 求人の探し方 | 大手の転職エージェント3社に登録した | 4つの媒体を自分で見て回る |
| 決まったルート | ビズリーチ経由で入社 | エージェント経由の1社に入社 |
| 結果 | 約半年で退職 | 2社から内定が出た |
ただ、間に入ってもらってよかった場面が2つありました。どちらも、直接やりとりした会社では自分でやることになった部分です。
① 聞きにくいことを、代わりに聞いてもらえる
仕事内容の輪郭がぼやけているとき、面接の場で何度も掘り下げるのは勇気がいります。
「そこまで聞いて大丈夫かな」と思うと、引いてしまう人も多いはずです。
エージェントを通していれば、面接のあとで疑問だけを預けて、代わりに確認してもらえます。
聞く側の顔が見えないぶん、踏み込んだ質問がしやすい。ここは自分でやるより明らかに楽でした。



直接だと「熱意がないと思われないか」が先に立つのです。
間に人がいると、ただの確認として聞けました。
② 辞退の連絡を、代わりに伝えてもらえる
今回はたまたま、同じ時期に進んだ2社で形が分かれました。片方はエージェント経由、もう片方は企業と直接です。
エージェント経由の会社は、内定の連絡もエージェントから届きました。最終面接のあった日のうちです。
一方、直接やりとりしていた会社には、辞退の連絡も自分で入れることになりました。
そこで「今後の参考にしたいので、理由を聞かせてほしい」と言われたんです。
正直に答えるのも、はぐらかすのも気が重い。断ること自体より、そのあとの会話のほうがしんどかったです。
エージェント経由なら、辞退の意思を伝えるだけで済みます。理由の伝え方も相手が整えてくれます。


🌸 わたしの体験談
辞退のメール文を考えるのはとても悩みました。
せっかく選考に時間を割いて下さったこともあり、失礼のないように気をつけました。
また、断られた側の気持ちを想像すると、言葉を選びすぎて、心苦しかったです。
次に同じ場面が来たら、私は間に入ってもらうほうを選びます。
初めての転職なら、なおさら一人で組まなくていい
1回目の私は、何をいつやればいいのか分かっていませんでした。
応募から内定までにどれくらいかかるのか、退職を切り出すのはいつなのか。その感覚がないと、逆算そのものができません。
スケジュールを引ける人が横にいるかどうかは、初めての活動では大きい差になります。
在職中なら、日程調整を代わりにやってもらえるだけでも負担が違います。
| type転職エージェント | JAC Recruitment | |
|---|---|---|
| 向いている人 | 初めての転職で、進め方から相談したい人 | 専門職や管理職で、方向性を詰めて相談したい人 |
| 扱う求人 | 職種の幅が広い | 専門性の高いポジションが中心 |
| 気になる点 | 求人は首都圏が中心 | 数を追う形ではない |
| 料金 | 無料 | 無料 |
どちらも登録と相談は無料です。合わなければ、途中でやめて構いません。
ただ、任せきりにはしないほうがいいと思っています。
紹介される求人は、その担当者が持っている範囲から出てきます。こちらの希望と方向性がずれることもあります。
悪意ではなく、手元にある求人から選ぶ以上、起こりうることです。
私は2回目、求人を自分で全部見たうえで応募先を決めました。
初めての転職・進め方から相談したい人へ
専門職・ハイクラス向け・登録は無料
1回目の転職|約半年で辞めることになった
1回目の転職では、大手の転職エージェントに3社登録しました。ただ、入社が決まったのはビズリーチ経由の会社です。
職業訓練の修了から、約1か月後に入社しました。
入ってみると、聞いていなかった条件が出てきました。
結果として、その会社は約半年で退職しています。
次の転職活動は、在職中に始めました。


🌸 わたしの体験談
面接のとき、仕事内容の説明が少しぼんやりしていたのは覚えています。
ただ、入社時期が決まっていたので比較して選ばずに、掘り下げませんでした。
「入ってから分かるだろう」と流したんです。
分かったのは入ってからでした。
営業職ですが、後出しで担当エリアが他県も含まれていました。
先行時に、どこのエリアを担当するか出張頻度も確認しておいた方が良いです。
2回目の活動でしたことは、次の2つです。
1つ目は、1回目にはできていなかったことです。
転職の軸を明確にした
2回目は、先に軸を決めてから求人を見ました。
軸があると、迷ったときに戻る場所になります。
軸を明確にすると、求人票の見る場所が変わります。給与欄より先に、仕事内容や働き方の記載を読むようになります。
軸の作り方そのものは、転職の軸の決め方|自己分析で見つける3ステップに手順をまとめています。
【転職日記】10月|短期離職の不安と、5社に応募した結果
応募する前、いちばん重かったのは職歴のことでした。
前の会社に入って半年たっていません。その状態で応募して、まともに見てもらえるのかと思っていました。
結果として、応募5社のうち、4社の書類が通りました。
書類で落ちた1社の理由は分かりません。
転職理由を納得してもらえれば、短期離職そのものは問題になりませんでした。
転職理由は、自分の言葉で話せるように準備しておくと安心です。
短い在籍期間の説明のしかたは、入社1年未満で辞めたい|次の転職での説明のしかたにまとめています。
応募は5社。数より1社ずつに時間をかけた
4つの媒体を見て、応募したのは5社です。少ないと思われるかもしれません。
志望動機は使い回さなかったので、1社ずつ作成に悩みました。
数を増やせば確率は上がります。でも、1社ずつ志望動機を書く時間は減ります。
応募数は、志望動機を書く時間との兼ね合いで決めるのも一つの方法です。
何社受けるかの考え方は、転職活動は何社受ける?私が回せた数と選考の管理に書いています。
中旬からは面接です。


🌸 わたしの体験談
志望動機と転職理由は、時間を掛けました。
一貫性があるのかどうかチェックをして、また再現性があるのかどうかも企業研究をしながら作成していきました。
【転職日記】10月末|2社の選考は、進み方がまったく違った
同じ時期に受けていた2社ですが、選考の形は正反対でした。ここが後の判断につながります。
B社(エージェント経由)|面接3回と適性検査
1次は対面でした。2次はWEB。最終は本社まで行っています。県外だったので、移動から1日がかりでした。
遠方でしたが、交通費は会社が出してくれました。ここは会社によって違うので、案内に書かれていなければ聞いておくと安心です。
活動中に実際かかったお金は、転職活動にかかるお金|私の実費とかけてよかった支出にまとめています。
もともとは2回の予定だったそうです。途中で別のポジションの提案があり、1回増えました。
面接は毎回3人。最終は役員2名と社長でした。
適性検査もありました。中身は性格診断で、正解を選ぶ学力のテストではありません。
答えを作りに行くより、素直に答えたほうがいいタイプのものでした。取り繕っても、面接の受け答えとずれるだけだと思います。
内定の連絡は、最終面接のあった日のうちに来ています。ただし会社から直接ではなく、エージェントからでした。
A社(スカウト)|2回目の面接で、その場で内定
1次はWEBでした。2次が対面で、まず人事の方たちと面接。
そのあと社長との面接があり、その場で内定をいただきました。
| A社(スカウト・辞退) | B社(自分で応募・入社) | |
|---|---|---|
| 面接の回数 | 2回 | 3回(途中で1回増えた) |
| 形式 | 1次WEB → 2次対面 | 1次対面 → 2次WEB → 最終は本社(県外・交通費あり) |
| 面接官 | 人事の方たち、その後に社長 | 毎回3人。最終は役員2名と社長 |
| 適性検査 | なし | あり(性格診断) |
| 内定のタイミング | 2回目の面接の場で(その場で直接) | 最終面接の当日(エージェント経由) |
| やりとりの相手 | 企業と直接 | エージェントが間に入る |
早く決まること自体は、悪いことではありません。待たされるより気持ちは楽です。
条件を並べると、A社のほうが上です。条件も、役職も。
それなのに、その場では決められませんでした。
【転職日記】11月|決められなかった2週間と、2社の比べ方
内定が2社そろってから、返事を決めるまでに2週間かかりました。
最後は、自分の転職軸に立ち返って決めました。
| 見たところ | A社(スカウト) | B社(自分で応募) |
|---|---|---|
| 条件 | 上 | Aより下(年収は前職より下がる) |
| 役職 | 上のポジション | Aより下 |
| 選考 | 2回・その場で内定 | 3回・最終面接の当日に内定 |
| 結果 | 辞退した | 入社した |
条件だけ見ればA社です。軸で見るとB社でした。
条件が上の会社を選ばないことも、軸に立ち返った結果なら、ひとつの選び方です。
私はB社を選びました。年収は下がっています。


🌸 わたしの体験談
内定受諾までに、2週間悩みました。
条件と役職は、スカウトから進んだA社のほうが上でした。
それでも、自分の転職軸に立ち返ってB社に決めています。
最後に決める基準は、条件ではなく軸のほうでした。
2社の比べ方そのものは、2社で迷ったときの内定の決め方|後悔しない選び方にも整理しています。
【転職日記】12月|辞退の連絡と、入社して変わったこと
決めたあとは事務的な作業が続きます。迷いがないぶん、ここは早く進みました。
先にやったのは、A社への辞退の連絡です。
A社はスカウトから始まった会社なので、やりとりはすべて直接でした。辞退の連絡も、自分で入れることになります。
そこで「今後の参考にしたいので、理由を聞かせてほしい」と言われました。
断るのが、正直しんどかったです。
送った文面や言い方は、内定辞退・選考辞退の伝え方|私が送った文面例に残しています。
並行して、提出書類の準備と退職の手続きです。必要なものは内定から入社までにやること|書類の準備リストにまとめました。
2か月を振り返って|いま止まっている人へ
振り返ると、効いたのは順番でした。入社時期を決めて、軸を決めて、そのあとで求人を見た。
そしてもう1つ。2社から内定が出たことで、比べる材料ができました。



逆算できなかった1回目と、逆算した2回目。
いちばん違ったのは、その順番でした。
内定が出たあとに止まるのは、真剣に選んでいるからです。どうでもよければ、その場で決まります。
ただ、待っているだけでは材料は増えません。増えるのは、期限までの日数の減り方だけです。
進め方そのものが分からないなら、一人で組まなくて大丈夫です。相談だけなら無料で、合わなければやめられます。
軸をまだ言葉にしていないなら、転職の軸の決め方|自己分析で見つける3ステップから読んでみてください。3ステップなので、15分ほどで書けます。
よくある質問
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短い在籍が、次の扉を閉めてしまうわけではありません。
理由を自分の言葉にできれば、話は前に進みます。
在籍が短くなった理由を、2行だけ書いてみてください。声に出せる長さになるまで、あとは削るだけです。









