退職届の書き方と退職願の違い|提出前に確認すること

退職届と退職願、どっちを出せばいいのか分からない。
調べるほど違う説明が出てきて、手が止まりました。

それ、数年前の私です。
白い紙を前にして、書き出しの一行で30分止まりました。

こんにちは、ゆずなです。

新卒で入った会社に11年勤めて辞め、そのあと2回転職しています。

あのとき重かったのは、書類そのものより「これで合っているのかな」という不安のほうでした。

形式に正解があると思うほど、手が動かなくなるんですよね。

💭 こんな悩みはありませんか?
  • 退職届と退職願、どちらを書けばいいのか分からない
  • 手書きかパソコンか、日付は何日にするかで迷っている
  • いきなり書類を出したら失礼にならないか不安

ひとつでも当てはまるなら、この記事はあなたのために書きました。

この記事では、2つの書類の役割の違いと、一般に言われている書き方の形をたどります。そのうえで、出す前に確認しておきたいことを整理しました。

調べることが山ほどあるように見えても、「まず何を調べればいいか」がひとつに絞れているはずです。

📖 この記事でわかること
  • 自分の状況ではどちらの書類が要るのかの見分け方
  • 迷いがちな日付・宛名・封筒の考え方
  • 書き始める前に会社側を確認しておく手順
🖊 この記事を書いた人
  • 30代女性、会社員
  • 現在、自分の働き方について模索中。
  • 将来、在宅勤務することが目標。

ゆずな

ゆずな
目次

退職届と退職願は、役割が違う書類

ざっくり言うと、退職願は「辞めさせてください」とお願いする書類、退職届は「辞めます」と届け出る書類だと説明されることが多いです。

お願いなのか、報告なのか。そこが分かれ目、と考えると整理しやすくなります。

もうひとつ、辞令などで見かける「辞表」という言葉もあります。こちらは役員や公務員が使うもの、という説明が一般的です。

比較項目 退職願 退職届
立場 お願いする 届け出る
出すタイミング 話し合いの前後 合意ができたあと
文末の言葉 お願い申し上げます 退職いたします
撤回のしやすさ 相談の余地が残る 難しくなりやすい

表のとおり、退職願は「まだ会話の途中」の書類です。退職届は「話がついた」あとの書類、というイメージ。

どちらを書くか迷うときは、会社と話がついているかどうかを先に思い返してみてください。

退職願を使わないケースもある

会社によっては、退職願という段階を踏まない進め方もあります。

就業規則で「退職届を提出すること」とだけ決まっている場合や、会社所定の様式が用意されている場合です。

期間が決まった契約で働いている場合など、そもそも進め方の前提が違うこともあります。

だから「まず退職願、そのあと退職届」が全員の正解とは限りません。まずは自分の会社の決まりを見るのが早道です。

退職届の書き方の基本|一般に言われている形

書式に法律で決まった形はない、と説明されるのが一般的です。それでも、慣習として定着している形はあります。

迷ったら、まずはその形をなぞるのが安全です。奇をてらう場所ではないので。

紙とペンの選び方

用紙は白のB5かA4の便箋、封筒は郵便番号枠のない白無地。この組み合わせがよく紹介されています。

ペンは黒のボールペンか万年筆。消えるタイプのペンは避けます。

縦書きでも横書きでも問題ないとされますが、会社所定の様式があるならそれが最優先です。

✅ 本文に入れる5つの要素
  • 1行目に表題(退職届/退職願)
  • 書き出しの「私儀(わたくしぎ)」または「私事」
  • 退職する日付と、退職する旨の一文
  • 提出する日付・所属・自分の氏名(押印は会社の慣習に合わせて)
  • 宛名は会社の代表者名(自分より下の行にしない)

理由の書き方でつまずく人は多いです。ここは「一身上の都合により」の一文にまとめるのが通例とされています。

本音の理由を細かく書く欄ではありません。伝えたいことがあるなら、書類ではなく面談の場に置くほうが届きます。

日付は2つ出てきます。文中の「退職する日」と、末尾の「提出する日」。この2つを取り違えないよう気をつけてください。

形式で悩む時間より、退職日の数字を会社と合わせる時間のほうが大事です。

封筒の扱い

封筒の表には表題、裏には所属と氏名を書くのが一般的な形です。

手渡しするなら、のり付けまではしない場合が多いようです。持ち歩く間に折れないよう、クリアファイルに挟んでおくと安心。

私は封筒を2枚買いました。
1枚目で名前を書き損じたときに、心が折れかけたので。

手書きとパソコン、どちらで書く?

どちらが正解と決まっているわけではありません。判断の基準は、会社の慣習と規定のほうにあります。

手書きは丁寧な印象になりやすく、パソコンは書き損じの直しがきくのが利点です。

ただ、社内の届出がすべて所定フォーマットで回っている会社なら、手書きにこだわる意味は薄くなります。

ゆずな 🌸 わたしの体験談

11年勤めた会社を辞めるとき、私は書類を自分で用意しました。文面をいくつも見比べて、便箋を前に書き出しの一行で止まったのを覚えています。あとから思えば、上司に「様式はありますか」と一言聞いてから書けば、その30分は要らなかったかもしれません。結局出したのは短い一枚で、受け取った側は文面より退職日のほうを確認していました。

私の場合は自分で用意しましたが、会社によって事情は本当にまちまちです。

だから、書き始める前の一言が効きます。「所定の様式はありますか」と聞くだけで、その後の手間がまるごと消えることもあります。

正解を探して30分調べるより、確認の一言のほうが早く終わります。

誰に、いつ渡す?口頭で伝えるのが先

順番としては、書類より先に口頭で伝えるのが一般的です。渡す相手は、まず直属の上司。

いきなり書類が出てくると、相手は驚きます。話し合いの入り口を、紙で閉じてしまう形になるからです。

▼ 伝えてから提出するまでの流れ

1
就業規則を読む
申し出の時期や提出先の決まりを確認します。
2
直属の上司に口頭で伝える
切り出し方に迷うなら → 退職の切り出し方|11年勤めた会社を自分の言葉で辞めた話
3
退職日をすり合わせる
引き継ぎや有給の残りも含めて話します。
4
決まった日付で書類を出す
ここで初めてペンを持ちます。

この順番なら、書類の日付で迷う場面がほぼなくなります。数字はもう決まっているので。

逆に、話がまとまらないうちに書いてしまうと、書き直しになりがちです。

引き止めにあって話が長引くこともあります。そのときの受け答えは「もう少し考えて」と言われたら|引き止めの断り方にまとめました。

書類は会話の代わりではなく、会話のあとに残す記録です。

言い出せる気がしなくて、先に書類だけ作っていました。

準備しておくのは悪いことじゃないです。
出す順番だけ、後ろに置いておけば大丈夫。

出す前に、就業規則を確認する

書き方より先にやってほしいのが、自分の会社の就業規則を見ることです。ここがこの記事でいちばん伝えたいところ。

ネットの説明は「一般的にはこう」という話であって、あなたの会社の決まりではないからです。

就業規則は、社内ポータルやファイルサーバーに置かれていることが多いです。見当たらなければ、総務や人事に場所を尋ねれば教えてもらえます。

  • 退職を申し出る時期の決まり(◯日前まで、など)
  • 提出する書類の名前と、所定の様式の有無
  • 提出先(上司か、人事か)
  • 有給休暇の申請の扱いと、引き継ぎの決まり

この4つが分かれば、書類づくりの迷いはほとんど消えます。

⚠️ 期間の話を、ネットの数字で決めない
  • 「何日前までに」の話は、法律の一般論と会社の規定を分けて考える
  • 契約の形(正社員・契約・パート)によって前提が変わることがある
  • 判断に迷うことは、自己判断で押し切らない

引っかかることがあれば、会社の総務や人事、公的な相談窓口に確認してください。私も専門家ではないので、断定はできません。

規則を読むのは、身構えるほどのことではありません。目次から「退職」の章を探すだけです。

読んだ内容はスマホにメモしておくと、話し合いの場で落ち着いていられます。

あなたの手続きの正解は、検索結果ではなく自社の規則の中にあります。

そもそも辞めるかどうかで揺れている段階なら、書類の話はまだ先で大丈夫です。転職活動の始め方|30代女性の最初の一歩から順に見てみてください。

出したあとの流れと、今日できること

書類を出したら、そこからは手続きの時間です。返却するもの、受け取るものが順番に出てきます。

保険証や社員証の返却、離職票や源泉徴収票の受け取り。抜けやすいのは、受け取る側のほうです。

何がいつ必要になるかは、退職を伝えたあとにやること|手続きチェックリストに一覧でまとめました。出したあとは、そちらを開いてください。

私は離職票が届くまで、少しそわそわしていました。
いつ届くかを先に聞いておけば、待つ時間も落ち着きます。

書類は、辞める決心の証明書ではありません。決めたことを形にするだけの、一枚の紙です。

だから、上手に書けなくても大丈夫。伝わる情報が入っていれば、それで役目は果たします。

あなたが緊張するのは、紙が怖いからではなく、次に進もうとしているからです。

🌈 この記事のまとめ
  • 退職願は「お願い」、退職届は「届け出」。使わない会社もある
  • 理由は「一身上の都合により」。日付は2種類あるので取り違えない
  • 手書きかパソコンかは、会社の慣習と所定様式に合わせる
  • 出す前に就業規則。迷うことは総務や公的な窓口へ

よくある質問

Q. 退職届と退職願はどう違うのですか?
退職願は「退職したい」というお願い、退職届は「退職します」という確定の通知と一般に説明されます。どちらを出すか、書式の指定があるかは会社の規定を先に確認してください。
Q. 退職届は手書きとパソコンどちらがいいですか?
決まりはなく、会社の慣例に合わせるのが無難です。指定がなければどちらでも問題ないとされますが、迷ったら人事や就業規則を確認してください。
Q. 退職届はいつ、誰に出せばいいですか?
口頭で直属の上司に退職の意思を伝えるのが先で、書類はそのあとです。提出期限は就業規則に定めがあることが多いため、必ず先に確認してください。

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この記事を書いた人

30代女性、会社員
現在、自分の働き方について模索中。
将来、在宅勤務することが目標。

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