志望動機の欄、こんなに狭いのに何を書けばいいの…。

その、ペンを持ったまま手が止まる感じ。
私も机の前で30分くらい固まっていました。
こんにちは、ゆずなです。
新卒で入った会社に11年勤めて辞めたあと、職業訓練に通い、そこから2回の転職をしています。
就活のとき以来だと、履歴書は「知っているのに書けない書類」になっていますよね。
とはいえ、全部の欄で迷うわけではありません。手が止まるのは、だいたい決まった数か所です。
ここでは、30代が迷いやすい欄だけを取り出して書き方をそろえます。
迷う欄が数か所に減れば、履歴書は「一晩かかる書類」から「30分で終わる書類」に変わります。
履歴書と職務経歴書は、役割がまったく違う
履歴書は「あなたが誰なのか」を確認する書類です。職務経歴書は「あなたに何ができるのか」を説明する書類。
この2枚は、担当している仕事が別々です。
あのころの私は、その違いを分かっていませんでした。
私が最初につまずいたのも、ここでした。履歴書の職歴欄に、担当業務や工夫したことまで小さい字で詰め込んでいたんです。
結果として、履歴書は読みにくくなり、職務経歴書は書くことが減って薄くなりました。
| 比べる点 | 履歴書 | 職務経歴書 |
|---|---|---|
| 役割 | 基本情報の確認 | できることの説明 |
| 書式 | 決まった様式に記入 | 自由。中身で差が出る |
| 職歴の書き方 | 社名と入退社だけ | 担当業務・実績まで |
| 分量 | 1枚(両面) | 1〜2枚が目安 |
履歴書で加点を狙わなくていい。その分の力は、職務経歴書に回したほうが効きます。
職歴が多い場合の見せ方や自己PRの型は、職歴が多い30代の職務経歴書の書き方にまとめています。この記事を読んだあと、そちらへ進むとつながります。
学歴・職歴欄|どこから書くか、退職理由はどう書くか
30代なら、学歴は高校から書けば足ります。中学は義務教育なので、省くのが一般的とされています。
私もここで前の晩まで迷っていましたが、決まりを知ったら5秒で終わりました。
学歴と職歴のあいだは1行あけて、それぞれの先頭に「学歴」「職歴」と見出しを入れます。これだけで、ぐっと読みやすくなります。
社名は正式名称で書きます。「(株)」ではなく「株式会社」、前株か後株かも登記どおりに。
私は1社目の社名を「(株)◯◯」と略して書いてしまい、あとで全部書き直しました。求人票の会社概要を1分見れば防げたミスです。
部署異動は、すべて書く必要はありません。仕事の中身が大きく変わった異動だけを1行足すと、経歴の流れが伝わります。
そして、いちばん多くの人が止まる退職理由。ここは「一身上の都合により退職」で足ります。
倒産や契約満了など会社の事情で辞めた場合は「会社都合により退職」と書き分けます。本当の理由や気持ちは、履歴書には書きません。
在職中なら最後の行に「現在に至る」、そして右下に「以上」で締めます。



退職理由を1行で書くのは、冷たいことじゃありません。
その話は面接で、あなたの言葉で伝えれば十分です。
職歴と職歴のあいだが空いている場合も、この欄では説明しません。空白期間の伝え方はブランクがあっても転職できる?空白期間の伝え方で詳しく書いたので、そちらを見てください。
職歴欄は、事実の年表です。事情を書く場所ではありません。
志望動機欄と本人希望記入欄|狭い欄に何を書くか
履歴書の志望動機欄は、要点だけでかまいません。3〜4行しかない欄に、思いを全部入れようとすると崩れます。
入れるのは「この会社の何に惹かれたか」と「自分の何が活かせるか」の2つだけ。理由の深掘りは職務経歴書と面接に預けます。
組み立て方の手順は志望動機が書けないときの組み立て方にまとめました。
私は最初、この欄に6行ぶんの文章を小さい字で押し込みました。あとで読み返したら、自分でも何が言いたいのか分からない文になっていたんです。
次からは2文に削りました。そのほうが、面接で聞かれたときにも話が広げやすかったです。
もうひとつ迷うのが、本人希望記入欄。ここは「貴社の規定に従います」でいい場合と、書いておいたほうがいい場合に分かれます。
私は在職中だったので、連絡がつきやすい時間だけを一行そえていました。
給与や休日の希望をここに並べるのは、避けたほうが無難だと言われています。条件の話は、内定後の面談で持ち出すほうが進みやすいからです。
逆に、勤務地の制限や時短勤務の希望など、入社後に必ず関わる条件は書いておくほうが早いです。
空欄にするのが遠慮ではありません。「規定に従います」の1行が、いちばん礼儀正しい沈黙です。
免許・資格欄と、通勤時間・扶養家族欄
免許・資格欄は、取得した順に上から並べます。免許を先、資格をあとにする書き方が一般的です。
名称は略さず、正式名称で書きます。私も自分の資格の正式な呼び方を、公式サイトで一つずつ確かめました。
- ➜「普通免許」→「普通自動車第一種運転免許」
- ➜「簿記2級」→「日商簿記検定試験2級」
- ➜「英検2級」→「実用英語技能検定2級」
勉強している最中の資格も、書いて大丈夫です。「◯年◯月 △△検定2級 取得に向けて学習中」のように、状況をそのまま書きます。
私は職業訓練のあとに受けた検定を、まだ結果が出ていない時期の応募書類に「学習中」として書きました。面接で「今どのあたりですか」と聞かれ、話がふくらんだ記憶があります。
仕事に関係のない資格は、無理に全部入れなくてかまいません。
意外と手が止まるのが、通勤時間と扶養家族の欄。ここは正直に書けば終わります。
通勤時間は、自宅から勤務地までのドアツードアの時間を5分単位で。乗り換え検索の結果をそのまま使って大丈夫です。
扶養家族の欄も、事実を書くだけです。配偶者の有無を含めて、実際の状況を記入します。



この欄で悩んで手が止まっていた時間、私はけっこう長かったです。
正直に書いていい、と分かったら3分で終わりました。
迷ったら、盛らずに正確に。履歴書で問われているのは、書く力ではなく事実です。
手書きかパソコンか、どの様式を選ぶか
いまはパソコンで作るのが一般的とされています。求人の応募がメール添付やWebフォームで完結することが増えたためです。
ただし「手書きで郵送してください」といった指定がある場合は、素直に従います。


1回目の転職活動のとき、私はコンビニで買った履歴書に手書きで書きました。就活のときのイメージのまま、そのほうが誠実だと思い込んでいたんです。
ところが職歴の行で一文字まちがえて、最初から書き直し。それを何度かくり返して、その夜は結局2時間かかりました。
2回目からはパソコンに切り替えました。応募は全部で10社、書類が通ったのは3社でしたが、通過した3社はすべてデータで送ったものです。
手書きが悪いとは思いません。ただ、修正できない形式で夜中に消耗する必要はなかったな、と今は思います。
市販の履歴書には、新卒用と転職用があります。
私は最初、売り場でその違いに気づかず新卒用を買ってしまいました。
転職用は、志望動機や自己PRの欄が小さめで、そのぶん職歴欄が広く取られている様式が多いです。JIS規格の様式にこだわる必要はありません。
パソコンで作るなら、転職サイトが配るテンプレートを使うのが早いです。体裁が整っているので、行ずれで悩まずにすみます。
写真は、履歴書の中で唯一「見た目」が伝わる部分。服装や身だしなみの考え方は30代女性の転職面接の服装で書いた基準を、そのまま流用できます。サイズや背景の色、データでもらっておくと後がラクになる話は応募書類の送り方と証明写真|出す前の準備リストにまとめました。
手書きの丁寧さより、締め切りに間に合うことのほうが、選考では効きます。
出す前の最終確認|やってはいけない4つ
最後に、封をする前の見直しです。私は送る前に一晩おいて読み返すようにしていました。
空欄は、書けなかったのか出し忘れたのか、受け取る側には区別がつきません。「特になし」でも、書いてあるほうが伝わります。
使い回しは、志望動機欄でいちばん出ます。私は一度、前に応募した会社の業界の言葉が残ったまま送ってしまったことがありました。
気づいたのは送信ボタンを押した直後。あのときの胃の落ち方は、今も覚えています。
盛りすぎも危ないです。書いた内容は面接で必ず聞かれるので、話せない実績を書くと、その場で崩れます。
書類が通らない理由をもう少し広く整理したいときは、書類選考が通らない30代へもあわせて読んでみてください。
自分では気づけない癖は、人に見てもらうと早い
とはいえ、誤字は自分で何度読んでも見つからないことがあります。書き癖は、自分の目には正しく見えるからです。
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使うと決めなくても大丈夫です。
「他人の目を1回だけ通す」という手段がある、と覚えておくだけで十分。
履歴書は、完成度を競う書類ではなく、間違いを減らす書類です。
よくある質問
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