……で、明日から私は何をすればいいんだろう?

それ、まさに数年前の私です。
伝えた翌朝、達成感より先に「順番が分からない」で頭が真っ白になりました。
はじめまして、ゆずなです。
新卒で入った会社に11年勤めて、退職しました。
辞めると伝えるまでは、あんなに何度もシミュレーションしたのに。
伝えたあとのことは、ほとんど何も調べていませんでした。
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。
この記事では、退職を伝えた翌日から最終出社日までにやることを、時系列で並べていきます。
やることが順番に見えるだけで、退職はぐっと怖くなくなります。
退職を伝えたあと、最終出社日までの全体像
やることは大きく4つの流れに分かれます。書類、引き継ぎ、有給の相談、返却と受け取り。この順番で進むと、あとから慌てずにすみます。
多くの人がつまずくのは、全部を同時にやろうとするからです。
▼ 伝えたあとに進む4つのステップ
就業規則で「いつまでに・どんな形式で」を先に見ます。
担当業務を書き出して、誰に渡すかを上司と決めます。
引き継ぎの見通しが立ってから話すと、話が早く進みます。
備品の返却と、退職後に必要になる書類の確認をします。
私はこの順番を知らないまま、引き継ぎ資料を作りながら有給の話を切り出せずにいました。
やることが多いのではなく、順番を知らないから多く見えているだけです。
退職届は「書く前に会社の規定を確認」から
最初にやるのは、書くことではなく調べることです。会社によって、書式も提出先も提出のタイミングも違います。
就業規則や社内ポータルに「退職の手続き」の項目があることが多いので、まずそこを開いてみてください。
確認したいのは、だいたい次の点です。
- ➜会社所定の書式があるか、自由書式か
- ➜提出先は直属の上司か、人事か
- ➜いつまでに出すルールになっているか
- ➜手書きかデータか、押印は要るか
ネットには「◯週間前に言えば辞められる」という情報もあります。
ただ、法律の話と会社のルールは別の層にあるものです。実際にどう進めるかは、勤務先の規定を見て、迷うところは人事に直接聞くのがいちばん確実だと思っています。



私は自由書式だと思い込んで手書きしたら、所定のフォーマットがありました。
先に聞けばよかった、の代表例です。
正しい書き方より先に、あなたの会社のルールを知ることが近道です。
引き継ぎは「後任が困らないメモ」から始める
引き継ぎの目的は、完璧な資料を作ることではありません。あなたがいなくなったあと、誰かが詰まらないようにすることです。
だから、最初にやるのは担当業務の棚卸しです。
日次・週次・月次でやっていることを、思いつく順に書き出してみてください。頭の中にしかない作業ほど、後任がいちばん困ります。
そのリストを持って上司に相談すると、「これは誰に渡すか」の話が具体的に進みます。
きれいな資料でなくて大丈夫です。箇条書きのテキストでも、後任にとっては十分ありがたいもの。
引き継ぎで残すべきなのは、手順よりも「つまずきどころ」です。
有給消化は「相談」の形で切り出す
有給は権利ですが、伝え方ひとつで空気がまるで変わります。おすすめは、引き継ぎの見通しとセットで話すことです。
「◯日までに引き継ぎを終える予定なので、その後の残り日数を消化させていただきたいのですが」
この形だと、相手は反対しにくくなります。あなたが仕事を投げ出す気がないことが、先に伝わるからです。
先に残日数を確認しておくのも大事なポイント。給与明細や勤怠システムで見られることが多いはずです。


11年勤めた会社を辞めるとき、私は有給の話をなかなか切り出せませんでした。忙しい部署に迷惑をかける気がして、言葉を飲み込んでいたんです。結局、引き継ぎの予定表を作ってから相談したら、上司は「その日程なら大丈夫」とあっさり。もっと早く、資料を持って話しに行けばよかったと思っています。
遠慮して黙っていても、誰もあなたの代わりに言ってはくれません。
返すもの・受け取るもののチェックリスト
最終出社日が近づいたら、モノと書類の整理です。返却は当日でも間に合いますが、受け取る書類は後から取り寄せる手間がかかります。
返すものは、社員証・保険証・鍵やカード類・パソコンやスマホ・制服・名刺など。会社から貸与されたものはすべて対象と考えておくと漏れません。
受け取るほうは、こちらが意識していないと渡されないこともあります。
| 書類 | 主な使いみち |
|---|---|
| 離職票 | 失業給付の手続きで使うと言われています |
| 雇用保険被保険者証 | 次の勤務先に提出することが多い書類 |
| 源泉徴収票 | 年末調整や確定申告のときに必要になります |
| 年金手帳・基礎年金番号がわかるもの | 年金の手続きで番号を聞かれることがあります |
| 退職証明書 | 必要な場面があれば会社に依頼して発行してもらいます |
どの書類がいつ届くかは会社によって違います。最終出社日に「いつ、どの方法で届きますか」と一言確認しておくと安心です。
返すものより、受け取るもののほうが忘れると面倒になります。
保険と年金は「切り替えが必要になる」ことだけ覚えておく
会社を辞めると、健康保険と年金の扱いが変わります。ここは深く調べ込むより、「切り替えの手続きがある」と知っておくことのほうが大事です。
一般的には、次の職場がすぐ決まっているかどうかで進め方が変わると言われています。空白期間がある場合は、自分で手続きをする流れになることが多いようです。
ただ、条件も期限も人によって違いますし、制度そのものも変わっていきます。
お金まわりの不安が大きいときは、生活費の見通しを立てておくと落ち着きます。30代一人暮らしのお金|私のリアル家計内訳も参考にしてみてください。
制度は変わります。だから、覚えるより「どこに聞くか」を知っておく。
最終出社日の挨拶は、短くていい
挨拶で悩む人は多いですが、長さは関係ありません。感謝と、あとを託す一言があれば十分です。
「お世話になりました」「◯◯の件は△△さんにお願いしています」。この2つが言えれば、伝わります。
退職理由を説明し直す必要もありません。最終日に多くを語ると、かえって場の空気が重くなることもあります。



私は挨拶文を何度も書き直して、結局いちばん短い版にしました。
言葉が少ないほうが、素直な気持ちが伝わる気がします。
もし伝えたときに「もう少し考えて」と引き止められたなら、引き止められたときの伝え方もあわせて読んでみてください。
そして、辞めることを伝えるところで今まさに止まっているなら、退職の切り出し方の記事から読んでみてください。
最後の日にやるべきなのは、完璧な挨拶ではなく、静かに終わることです。
やることを並べたら、辞める日はちゃんと来る
退職の手続きは、量が多いのではなく、種類がばらばらなだけです。書類・引き継ぎ・有給・返却と受け取り。この4つに分けて、順番に片づけていけば大丈夫。
手続きは、あなたが新しい場所へ移るための引っ越し作業です。
そして、辞めたあとの生活は今日から少しずつ準備できます。次を決めてから辞めたい人は、転職活動の始め方や転職の軸の決め方もあわせてどうぞ。
よくある質問
▼ この記事を読んだ人はこちらも読んでいます
NEXT ▶ 退職の切り出し方|言えないまま何年も過ごした私の話


ひとつずつで大丈夫。
全部を今日やらなくていいんです。
まずは今日、就業規則の「退職」のページを開いて、提出先と期限だけ確認してみてください。それだけで、明日の自分がずいぶん楽になります。
もし次の職場のことまで一緒に考えたくなったら、話を聞いてもらえる場所を持っておくのもひとつの手です。
相談先は1社に絞らなくて大丈夫です
登録は無料・相談だけでも大丈夫です
次の一歩を相談する ▶経験を活かして条件を上げたいなら
JAC Recruitmentを見てみる ▶どちらも登録・相談は無料です。合わないと感じたら断ってかまいません。









