調べたはずなのに、聞きたいことが何も出てこないんです…。

私は「特にありません」と言ってしまった日、帰り道でずっと後悔していました。
聞きたいことがなかったわけじゃないのに、出てこなかったんです。
はじめまして、ゆずなです。新卒で入った会社に11年勤めて辞め、職業訓練でWebデザインを学び、そのあと2回の転職をしました。
2回の活動で応募したのは10社。書類が通ったのは3社でした。
そのあいだ、いちばん苦手だったのが逆質問です。ネットの例文をそのまま持っていっても、口から出ませんでした。
あとで分かったのは、質問が浮かばない理由が「調べ足りないこと」ではなかった、ということです。
この記事では、逆質問を「ひねり出す」のではなく、自分の不安から組み立てる方法をまとめます。
作り方の手順と、場面別にそのまま使える例文を10個。聞き方を変えたほうがいいことにも触れます。
確かめたいことが1つでもあれば、逆質問の時間は怖い時間ではなくなります。
逆質問は「意欲を見せる場」ではなく「確かめる場」
逆質問を、評価される時間だと思っているうちは苦しいままです。あれは、あなたが会社を確かめる時間でもあります。
面接は選ばれる場だと思いがちですが、こちらも選んでいます。入社してから知って驚くことを、先に減らせる貴重な機会です。
私は1社目の面接で、そこを完全に取り違えていました。「良い質問」をしようとして、自分が知りたいことを全部あと回しにしたんです。
捉え直すと、質問の中身が変わる
「意欲が伝わる質問は何か」と考えると、答えは出てきません。誰にとっての正解かが決まっていないからです。
「入る前に知っておきたいことは何か」に変えると、いくつか浮かびます。そちらの答えは、あなたの中にしかありません。
私はこの問いに変えたとたん、3つくらいすぐに出てきました。
逆質問の正解は、相手の中ではなくあなたの不安の中にあります。
何も浮かばないのは、調べていないからではない
質問が出てこないのは、企業研究が足りないからではありません。「何を確かめたいか」が決まっていないからです。
求人票を10回読んでも、確かめたいことが決まっていなければ質問にはなりません。逆に、不安が1つはっきりしていれば、質問は自然に形になります。
不安が言葉になっていないだけ
「なんとなく不安」の中身は、たいてい3つくらいに分けられます。仕事の進め方、人との関わり方、続けられるかどうか。
この3つのどれが気になっているのかを決めるだけで、聞くことは絞れます。
私がいちばん怖かったのは、3つ目の「続けられるかどうか」でした。



私は「聞くことがない人」だと思っていました。
本当は、聞きたいことを言葉にしていなかっただけでした。
企業の情報そのものを集める段階でつまずいているなら、求人票の見方と企業の口コミはどこまで信じる?悪い評判の見方が先です。
質問が浮かばないのは準備不足ではなく、不安が未整理なだけです。
逆質問は、自分の不安から作れる
作り方はシンプルです。入社後に不安なことを3つ書き、それを「教えてください」の形に変えるだけ。
ここでの不安は、立派なものでなくてかまいません。「初日に何をするのか分からないのが怖い」で十分です。
私も紙に書いたときは、そのくらいの粒度のことしか出てきませんでした。
不安を質問に変える4つの入口
4つ目は、制度の有無ではなく「使われているか」を聞くのがポイントです。求人票に書いてあることの、その先が分かります。
私は2回目の転職活動で、この形を使いました。制度の名前ではなく使われ方を聞いたら、答え方そのものに会社の温度が出た気がしました。
質問は絞り出すものではなく、不安を言い換えるだけで作れます。
段階によって、聞く相手を変える
同じ質問でも、目の前の人が答えやすいかどうかは変わります。相手の立場に合わせると、会話が自然になります。
現場の担当者に会社の10年後を聞いても、答えにくいはずです。役員に日々の残業時間を細かく聞くのも、同じことが起きます。
- ➜一次:業務の具体(1日の流れ、使うツール、覚える順番)
- ➜二次:チームと評価(人数、役割分担、評価の決まり方)
- ➜最終:会社の方向性(力を入れる領域、大事にしている考え方)
段階ごとの違いは、一次・二次・最終面接の違い|段階ごとに見られることで表にまとめています。
私は3社とも同じ逆質問を使い回していて、噛み合わない回があったのを覚えています。
相手が答えやすい質問は、それだけで会話になります。
そのまま使える逆質問の例文10個
ここからは、場面別にそのまま使える文です。全部を持っていく必要はありません。2〜3個選べば足ります。
10番は、内定が近い段階だと自然に使えます。早い段階で聞くと、少し気が早い印象になることもあります。
選ぶときのコツは「自分が知りたい順」
並んだ中から、印象が良さそうなものを選ばないでください。自分が本当に知りたい順に選ぶほうが、話が続きます。
私は印象で選んでいたころ、返ってきた答えをほとんど覚えていませんでした。


私は最初のころ、ネットで見つけた「意欲が伝わる逆質問」を丸暗記して持っていきました。
ところが、答えを返されても興味がないので、そこから会話が広がらないんです。
応募10社のうち書類が通った3社で、後半になってやり方を変えました。自分がいちばん怖かった「入って何をするのか分からない」を、そのまま質問にしたんです。
受け答えがラクになったのは、そのときからでした。
例文は借りるもの。選ぶ基準だけは、自分のものにしてください。
聞き方を変えたほうがいいこと、「特にありません」はありか
避けたほうがいいのは、質問の中身よりも聞き方です。調べれば分かることと、条件だけを詰める形は、少し形を変えると聞きやすくなります。
調べれば分かることは、その先を聞く
「どんな事業をされていますか」は、サイトに書いてあります。同じ関心でも、その先を聞けば会話になります。
私も一度この形で聞いてしまい、空気が止まったことがありました。
- ➜「◯◯事業を拝見しました。この部署はそこにどう関わっていますか。」
- ➜「サイトに◯◯とありました。実際の現場でも、その考え方は強いですか。」
待遇は「聞くな」ではなく、聞き方を変える
残業や給与を聞いてはいけない、という話ではありません。生活に直結することなので、確かめる権利があります。
私は残業のことが気になりながら、3社とも最後まで聞けませんでした。
ただ、条件だけを並べて詰める形にすると、会話が硬くなりやすいのは事実です。「働くイメージを持つために聞いている」と分かる形にすると伝わりやすくなります。
| 確かめたいこと | 言い換えた聞き方 |
|---|---|
| 残業はどれくらい? | 繁忙期はいつごろで、そのころの1日の流れはどうなりますか |
| 休みは取れる? | 有給は、どのような時期に取られる方が多いですか |
| 在宅はできる? | 在宅勤務は、どのような働き方で運用されていますか |
条件面の細かい確認は、内定が出てからでも遅くありません。押す前に確かめることは、内定承諾の前に確認する5つのことにまとめています。
「特にありません」と言ってもいいのか
一般には、避けたほうがよいと言われています。ただ、無理に作った質問を出すよりは、正直に伝えるほうが自然なこともあります。
その場合も、ひと言添えると印象が変わります。「これまでのお話で確認したかった点はうかがえました」のような形です。
私が黙ってしまった日も、この一言があれば違ったのかなと思っています。
聞きにくいことは、間に人を挟む手もある
それでも本人には聞きにくい、ということはあります。残業の実態や、育児と両立している人がいるかどうか。
そういうときは、転職エージェント経由で先に確認してもらう方法があります。面接の場で聞かずにすむので、逆質問の枠を別のことに使えます。
私は2回目の転職でエージェントも併用しました。条件の確認を代わりにしてもらえたのは、在職中には助かった部分です。
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聞きたいことを我慢して入社すると、同じ疑問は入社後に返ってきます。



逆質問は、点を取りにいく時間ではありません。
「ここで働く自分」を想像するための時間だと思ってください。
よくある質問
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